東海道歩き旅9日目「江尻〜岡部(焼津)」

東海道歩き旅

記録に残そうと思いながらも約1年半以上経過してしまったので、うる覚えで書いているということをふまえて読んでいただければと思います。

えんばん

9日は寝坊しちゃったんだよね。7時には出発する予定が9時半くらいまで寝てしまって・・・慌てて準備してホテルを出ました。
夜遅くまで起きてたんじゃないんでちゅか。

おっとと

えんばん

コインランドリーで洗濯物をしたらすぐに寝たんだけどな。
疲れがたまってたんでちゅかね。とりあえず寝坊した9日目いってみまちょ。

おっとと

江尻宿から丸子宿まで

9日目に突入しました。連日の雨・曇りが嘘だったかのような晴れ。久々に太陽とお話ができて嬉しいです。足の調子は、もうずっと悪いんですが朝は痛みもないので朝のうちに距離を伸ばします。しかし、一週間の疲れが出てしまったのか予定より3時間遅い10:00スタートでした。3時間の遅れは厳しい。暗くなる前に目的地までたどり着けるのか・・・・。

藤枝まで33キロ、浜松まで86キロ。長い・・・静岡を脱出するまで後何日かかるんでしょう。

久々の国道1号看板。172.5キロ。ここまで歩いて来てリタイヤは悔しすぎます。絶対に京都・大阪までたどり着かなくてはなりません。自分自身との戦いに勝つ。

悪魔が囁きます。

「足痛いんでしょう?いいよ。やめちゃいなよ。やめたって誰も何も思わないよ。思ったとしてもそんなの3日後には忘れてるし、だいたい人間って人にあまり興味がないのよ。好きなのは自分だからさ、えんばんがリタイヤしようがしまいが関係ないのよ。」

なんて性格の悪い悪魔何でしょうか。

天使が囁きます。

「ゆっくりでもいい。達成しなよ。この為に仕事やめたんでしょう?奥さんも応援してくれてるから歩き旅OK出したわけだし・・・何よりも自分の甘ったれた気持ちに打ち勝ってよ。ね?何か一つでも達成させてよ。まあ、天使の私は歩かないからリタイヤでもいいけどw」

なんだこの天使。

っていう妄想をしながら歩き続けます。何も変哲もない道、国道を歩くと妄想をするしかやることがありません。

京都まで320キロ。まだ半分以上あります。「全然歩いてないじゃん・・・」と思いましたが、「まだ320キロも歩ける!ラッキー」と思うようにしました。

静岡駅からの徳川家康公の像。歴史に関して詳しくなさすぎて、なぜここに家康の像があるのかが全くわかりませんでした。とにかく静岡と家康は何かしらのゆかりがあるに違いないと思い、家康公の像を後にします。

「新幹線速いぃぃぃぃいいいいいいい。」

帰りは絶対に新幹線で帰ると強く思った次第です。

途中、焼肉食べ放題のお店で中学生達が集団で写真を撮っておりました。部活かクラスか何かのお別れ会でしょうか。3月は別れの季節でもあります。良いですね。青春。そんなことをボヤきながら、丸子宿に到着です。お目当のとろろ汁まで後少し・・・三島の鰻、由比の桜えび、丸子のとろろ汁。ちょいとランチにお金を使いまくってますね。

とろろ汁をいただくのは、丁子屋さんです。

慶長元年(1596年)。時は猛々しい戦国時代。
駿府の町が目の前で焼き払われ、豊臣秀吉は小田原城征伐のため兵を挙げ宇津谷峠を通過。そのような中、初代・平吉はのれんを掲げ、ここに丁子屋が創業しました。(元祖丁子屋ホームページより)

老舗中の老舗。どんなとろろ汁が食べれるのか楽しみです。

どれにしようかな・・・迷います。ちなみに本陣を注文しました。

とろろ汁到着!とろろをかけたご飯を口に運びます。旨い!そして、ご飯が飲み物のように胃袋へ入っていきます。これは、ご飯が進む進む。何杯でも食べれちゃいます。ご飯を食べ、がんもを頂き、ご飯を食べ、またご飯を食べる。あっという間に、完食です。

甘味の桜もちも美味しかったです。疲れた体には甘いものですね。

天井には、歌川広重の浮世絵「東海道五十三次」が展示してあります。広重・・・広重もここのとろろを食べたのか・・・いや、食べてないのか。どちらにせよ私は、とろろ汁で鋭気を養いました。

丸子宿から焼津まで

本日の目的地である焼津へ向かいます。後半戦スタートです。宇津ノ谷峠(うつのやとうげ)を越えなければ目的地にはたどり着けないようです。トンネルか・・・嫌だな。怖いなという思いが心の奥底から湧き出てきました。しかし、ここを通過しなければ回り道をしなければならない、そうなると来た道を戻らなくてはなりません。それだけは避けなければなりません。

趣のある建物が続きます。

この階段を登っていきます。そこからさらに歩き・・・

ついに出現しました。一応トンネル内に灯りはありますが・・・めちゃくちゃ怖いです。日が暮れてなくて本当によかった。真っ暗だったら怖すぎて一人じゃ、いや大人数でも通れないくらい怖い。写真は静岡口。

怖すぎたので、家族に電話をして電話をしながらトンネルを通り抜けました。何でしょう。全く生きた心地がしませんでした。トンネル内は、灯りが灯っていても薄暗いので・・・ヘッドライト着用すれば良かったなと後々後悔しました。写真は岡部口。トンネルを抜けて歩き続けると・・・

岡部宿に到着です。この時点で時刻は16時頃・・・そして足も痛くなってきました。早く焼津へ向かわなければ夜になってしまいます。

日が暮れてきました。

焼津市に入りました。ここから駅前まで結構距離があったことを記憶しています。体力も足も限界です。

完全に日が暮れてしまいました。とにかく歩きました。知らない土地の夜道を歩くのは危ないですからね・・・

やっと駅前まで到着しました。これは足湯何ですが時間が遅すぎたのかお湯が枯れていました。足湯よ。なぜ、浸からせてくれなかったんだ・・・・。この旅が始まってから体の疲れや足の痛さを言い訳にしてずっとホテルに宿泊しておりました。もちろん、その土地で一番価格が安いホテルを探して・・・。今日は、ホテルではなくスーパー銭湯的な所にお世話になります。

エキチカ温泉・くろしおさんです。店内はとっても綺麗で、温泉もとっても気持ちが良く一日の疲れを取ることができました。漫画喫茶のように漫画や雑誌があり、暇つぶしもできて最高でした。こういう施設は本当にありがたいですね。明日のために早めに就寝。(スーパー銭湯的な施設のデメリットとして、イビキがめちゃくちゃ聞こえる点で私は悩まされました。正直、熟睡はできませんでした。熟睡して寝坊してスタートが遅れるよりは良いかなと・・・)

写真を撮影するときに使うアイテムも置いてありましたが・・・一人で使う勇気がありませんでした。撮ってくれる人もいないしね・・・涙

今日は遅くまで歩いたでちゅね。ちなみに、明治トンネル。絶対に生きたくない・・・怖いでちゅね。ちなみにフェイスブックのアイテム使って写真とれば良かったのに・・・

おっとと

本日の道のり

9日目の道のり

18
江尻宿
9日目のスタート地点
19
府中宿
19番目の宿
20
丸子宿
20番目の宿
21
岡部宿
21番目の宿

1日の距離と消費カロリー

歩いた距離:約30キロ
消費カロリー:約2540キロ

9日目の宿泊先

詳細

エキチカ温泉・くろしお
営業時間: 10:00 ~ 翌9:00
入浴時間: 10:00 ~ 翌8:00
※ご入浴は浴室清掃のため
午前2時~午前5時の間は
ご利用出来ない場合がございます。
(23時間営業)

静岡県焼津市栄町1-13-1
Tel: 054-627-7200
Fax: 054-627-7203
Email: kuroshio@kk-mimatu.com

 

 

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